鈴木
B29の出撃情報b¥などは、日本軍は実はかなりつかんでいた。
重要なのは、B29が発する電波から傍受できるコールサイン(呼び出し符号)
B29は、Vの後に数字を付けたコールサインで部隊ごとに符号が異なる
例えばサイパン島を拠点にするB29はV400番台
グアム島は、V500番台
テニアン島は、V700番台でサインを発していた
15V576という電波が出たら、グアムの576隊の15番機という意味です。
頭の数字を数えていれば、部隊の機数も分かる
機体から発する電波をつかむと電探といって日本軍側から機体に向けて電波を当て進行方向や、速度を判別する
目的地がどの方面で、どのぐらいの時間で本土に着くかということが判ると、迎撃や空襲警報をだすのに生かされるというわけです。
45年の5月ごろテニアンに突然出現したのがV600番台でした。
他の部隊は、100機以上いるのに、十数機しかいない。
しかも最初は日本に近ずいてこず、周辺をぐるぐるまわるだけ。
(これはおかしいぞ)と話題になりました。
長谷川
そうそう各地からV600番台の電報が届くので(おかしな電報がきたぞ、不思議だな)とうう話をしていました。
打からV600番台の情報は当然、上官に情報を上げました
日本本土にも時々来て、(パンプキン爆弾)と呼ばれる模擬原爆をいくつも落としていった
そのころはなにをやっているのか、よくわからなかったけれど、原爆投下の訓練をしていたわけやなあ
鈴木
この部隊が特殊な爆弾を投下する部隊ではないかろいうことはこちらも考えていた
45年7月16日に世界ではじめての核実験が米国で行われたが、当時は情報が少なく、実験があった、という情報はなんとなく入ってくるものの
原子爆弾とは言われていなかった。
ただ周囲ではZ爆弾と呼ばれ、これまでの爆弾と違うぞ、とそこでV600番台は、Z爆弾を操る部隊ではないか と結びついた
長谷川
Z爆弾という呼び名は、参謀本部内でも確かにあった。
これが本当に実戦で使われる物なのかどうか、参謀本部でも考えられていたはず。
V600番台の部隊は後から知ることになるが廣島に原爆を落としたエノラ・ゲイを含めた米陸軍航空軍第509混成軍団だったわけやなあ


コメント